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会社は生き物でありたいと思っている。
いつもどこかで動き、どこかで行くべき道を模索して
首を上げている“生き物”でありたい。

株式会社モダンプラスチック 創業者  早田 喜望

平成10年「45周年社史」より

昭和28年 創業
はじまりは、小さな塩ビ人形でした―

創業の約2年前、創業者の早田喜望は、産省で技官であり、欧米のプラスチック事情を視察して帰ったばかりの親戚、日比芳二郎氏に「アメリカでは多種多様なプラスチックが開発されており、日本も必ずこうなる」という話を聞きます。

 

その時見せてもらったサンプルの中にあった塩ビペーストの人形を注目。 研究として成型加工の経験のあった早田は、当時日本の人形のほとんどがセルロイド製だったこともあり「これならいける」と独立して事業を開始することを決断します。

 

当初は個人への販売、それから小さなデパートに並ぶようになり、急激に注文が増えると材料が間に合わず、売り場へ行って数個買ってきて出荷することもあるほどにヒット。

生産体制が整い、大手百貨店と取引するにあたり昭和28年前身となる「モダンプラスチック研究所」を株式会社として設立しました。

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創業者 早田喜望と妻 周子

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昭和30年〜40年代
マスコット人形のさらなる好調と
自動車部品製造へ参入

昭和32年、従来セルロイド製だった不二家のペコちゃん人形を塩ビ製品に切り替える交渉に成功。これを皮切りに、佐藤製薬のサトちゃん、ビクター犬ニッパー、森永製菓のエンジェル坊やなど、国内の店頭用マスコット人形や貯金箱のほとんどを手掛けることになります。

昭和36年には生産が間に合わず、新たに秦野に工場を設立。毎月20万個もの貯金箱を生産していました。

 

昭和40年、自動車部品の回転成型がうまくいかず、製造してほしいと依頼が突如舞い込みます。突然の話に困惑したものの今後の発展のために承諾。

製造したのは当時立ち上がったばかりの日産セドリック(第2世代)のアームレストで、その後はアームレストも原型、金型から成型まで一貫で受注するようになり、これがその後の車両部品への進出の足掛かりとなりました。

昭和50年〜60年代
自動車産業の変化と減産
そしてナイトカバーの製造に着手

自動車産業の増産体制が整う中でコストダウンの争いが進み、次第に部品の内製化が顕著になり、減産に対応するため当時川崎市久地にあった工場を売却。

製造部門の統合など対応を迫られるかなか、塩ビ人形、車両部品のほかマリーナフェンダー、マネキン人形、プランター等様々な製品を開発し、試行錯誤を重ねました。

 

これと前後するように、大手繊維企業よりポリエステルフィルムを巻いて熱処理し巻き癖をつける加工の相談を受けます。アメリカで開発されたスーパーマーケットに置いてある冷蔵ショーケースのカバーに使用される製品。これが現在も生産しているダブルアクション式ナイトカバーでした。

この仕事がモダンプラスチックの運命を変えることになります。

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厳しい基準と特許の壁にぶつかるも ついに初の国産ナイトカバーとして量産化

その後、納入先となる大手メーカーの厳しい基準をクリアするため、何度も研究と試作を重ね、ようやく量産体制の依頼を取付け、昭和53年、川崎市宮内にて生産部門をスタートさせました。

その後ダブルアクション方式がアメリカの特許に抵触するため、特許に触れない独自製品としてスプリング式を開発しました。

厳しい承認と特許の壁にぶつかりながらも、初の国産ナイトカバーとして歴史が始まりました。

時代は平成へ
現在の川崎本社に移転、静岡工場を設立
事業の中心はナイトカバーなどに

平成14年には現在の川崎市上小田中へと工場を移転。製品は次第にナイトカバー、ビニールカーテン、さらにスイングドアと、スーパーマーケット業界を対象とした製品が中心となっていきました。

ナイトカバーは大手化学企業と共同で布生地を開発し、冷凍用、冷蔵用と用途に合わせて通気性や厚みを変えて最適な物を採用、大手ショーケースメーカーに納め、ビニールカーテンでは開閉のスムースなアコーディオン式を開発しました。

平成30年には静岡に新たな工場を構え、ナイトカバーとビニールカーテンの加工やフィルムの焼き作業を効率よく分担する現在の体制を整えました。

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そして令和―
ナイトカバーのパイオニアとして
創業者の情熱と魂を受け継いでいます

技術者であり開発者であった創業者 早田喜望なきあとも、ものづくりへの情熱と魂を受け継ぎ、技術をさらに進化させた「スロータイプナイトカバー」を開発するなど、社員一丸となって創業当時と変わらぬものづくりに取り組んでいます。

令和元年には「川崎ものづくりブランド」にも選出されました。

 

モダンプラスチックは、ナイトカバーのパイオニアとしての誇りを胸に

今日も信頼される製品を世に送り出しています。

沿 革

昭和28年(1953年)   創業現会長早田喜望は塩化ビニールペーストレンジの加工によるビニール人形の工業化に着手

 

昭和29年(1954年)   会社設立

 

昭和32年(1957年)   神奈川県川崎市高津区溝口894番地に工場を移転

 

昭和36年(1961年)   ローテーション成型機を開発し生産能力を倍加

 

昭和42年(1967年)   成型機設計管理部門を増設

 

昭和44年(1969年)   全自動4軸ローテーション成型機を完成し稼働

 

昭和47年(1972年)   住友化学工業株式会社及び花王石鹸株式会社と提携

 

昭和51年(1976年)   ナイトカバーを開発、生産開始

 

昭和52年(1977年)   本社工場を川崎市中原区宮内2-23-16に移転

 

昭和53年(1978年)   プラスチック成型加工品の製造開始(塩ビ、ABS等の射出、押出成型品)

 

昭和56年(1981年)   特殊包装材タップシートのラミネート加工開始

 

昭和60年(1985年)   広幅超音波シールによるエンドレスシート製造

 

昭和61年(1986年)   超音波シールによるコイルバリアの製造開始

 

昭和63年(1988年)   超音波シールによるキャリアシートの製造開始

 

平成14年(2002年)   本社工場を川崎市中原区上小田中に移転

 

平成30年(2018年)   事業の拡張に伴い静岡県牧之原市へ静岡工場を開設

 

令和元年(2019年)    冷蔵・冷凍陳列棚向けカバー「ナイトカバー」として川崎ものづくりブランド認定